楽器を始めても「長続きしない」
という方もいらっしゃると思います。
今回は楽器を続けるコツ、特にオカリナについて
紹介していきます。
楽器が続かない?楽器を続けるコツとは
ピアノ歴数十年、合唱歴16年、
オカリナ歴1年の私。
気がつけば、音楽とともに過ごしてきました。
私自身、数種類の楽器に
触れてきて、
続いた楽器とそうでない楽器が
あります。
楽器を続けるコツ
1.自分の体や能力にあった楽器を選ぶ
私は大学時代にチェロを始めましたが、
手があまり大きくないため
大変でした。
また弦が太いため
手が痛くて、
続けられませんでした。
またピアノの指導はできるのですが、
苦手な楽器だと感じています。
手が小さいし、不器用だと感じます。
そしていろいろやってきて、
私は「息を使う楽器の方が向いている」と
感じるようになりました。
(大学時代、声楽の先生にも
指摘されたことがあります。)
人は、生まれつき能力に凸凹がある
と言われています。
人より努力しても
「なんだかうまくいかないな」
と感じた時は、
楽器を変えて
自分にあった楽器を
見つけることをお勧めします。
(続くコツを書いているのに、
矛盾しているように
聞こえるかもしれませんね。)
2.仲間と演奏を楽しむ
私が合唱を続けているのは、
一番は「仲間の存在」が大きい
と思います。
発表の場で、
仲間と音楽を作るのは
何にも代えられない充実した時間
と毎回感じます。
演奏後は
「あ~緊張したぁ」
「間違えた~。」と言いながら
興奮を分かち合うのも楽しいです。
プライベートは関係なく
音楽でつながる「仲間」は、
「友人」とは違う大切な存在
だと感じます。
オカリナも
仲間とアンサンブルを楽しめる
のがいいと思っています。
3.マンツーマンの指導を受ける・習う
1人1人課題が違うので、
1対1の指導を受けることは大事
だと思います。
先生からのアドバイスは、
ドキリ!とすることもあります。
でも
まず受け止めてみる。
そしてそれを
やってみることが大事です。
自分のダメなところを
つつかれているようで、
「言われたくない」
という方もいるようです。
でも助言をしてもらえるのは、
変われる、
成長できる伸び代が
あるからこそ。
先生は、
よりよい演奏になるための
道しるべとしてアドバイスを
してくれているのです。
4.なるべく毎日練習する
練習を日課にしてしまいましょう。
「練習しないと気持ち悪い」と
感じるようになったら
上達した証拠です。
忙しくて時間がない日は
短時間でも練習しましょう。
音が出せない時は、
CDや音源に合わせて
タンギング練習をしてみる。
歌ってみる。
楽器を持って指を動かしてみる。
小さな練習の積み重ねが、
1か月後、1年後につながります。
5.演奏会に足を運ぶ
コロナ禍により
いろいろな動画が
観れるようになりました。
それでも
スマホやパソコンの画面越しでは、
いろいろな情報がカットされています。
CDなどの音源も同じです。
実際に足を運んで、
会場の空気や
生の音を体感しましょう。
プロの方の演奏を
実際に聴けば、
目標も持てるし
モチベーションUP
にもつながります。
お金をかけてでも
コンサートに出かける意義は
大きいです。
楽器を続ける
大きな原動力となります。
6.楽器や音楽の歴史を知る
音楽も時代によって
変遷を遂げています。
社会の動き・ファッション・
絵画とも関わりあっています。
音楽にまつわる知識を
持つ前と後では、
演奏もガラリと変わるのが
面白いところです。
7.曲のメッセージを大切にする
音楽は1つの伝達手段です。
その曲で
「どんなメッセージを伝えるのか」
を知り、表現することが大事です。
それを追求していると、
練習することが苦でなくなり
続けられます。
そして
技術も向上していくと思います。
8.諦めない
多忙だったり、体調により
「辞めるしかない」という状況にも
なるかもしれません。
それでも、
何かしら続ける方法を
見つけましょう。
続けていれば、
楽器を通して
道が開けるものです。
自分に向いている楽器なら
きっぱりやめるのは
もったいないと思います。
9.音楽への好奇心
楽器を長く続ける
一番の原動力は
音・音楽への好奇心
だと思います。
技術の優劣よりも
音を味わう時間が好き。
音楽に触れることが楽しい。
こうやって演奏してみようかな?
という好奇心や
探求心があるからこそ、
続けられると思います。
まとめ
長くなりましたが、
楽器が続くコツを書いてみました。
「音楽」と書きますが、
私は「音学」なのではないかと
最近思います。
「音の学問」という意味です。
音を楽しみながらも、
学んでいく道だと思います。
すぐにはできないこと
自分にはできないこと
もあると思います。
学ぶ姿勢を忘れずに、
今の自分ができることに
目を向けて、
音を楽しめばいいのでは
ないかなと思います。
音楽のおもしろいところは、
歳を経て同じ曲を演奏した時、
全然違う演奏になることです。
続けていれば、
年齢と経験が
演奏の奥行きを出してくれて、
その時の音楽を紡いでいける
と思います。
いろいろあるけど、
続けていきしょう!