オカリナを吹き始めて間もない頃は、
中音域に比べて、
低音や高音は
音が出にくいですよね。
そこで、
今回は低音と高音を吹くコツを書いていきます。
オカリナの低音・高音の出し方…アルトC管
1.低音の出し方
低音(下のラ~ド)は、
中音域に比べると
息の量を減らして
息のスピードを緩める
そうすると音が鳴ります。
感覚としては、
そっと優しく息を吐く感じです。
オカリナは基本的には
指で音程を取るのですが、
息の量と、息のスピード次第で、
同じ指でも、
音程が半音ほど変わってしまうことも
あります。
そして高音域や中音域よりも
低音域の方が、
息の量とスピードを
ほんの少し変えるだけで、
音程が変わります。
低音域に慣れるまでは、
チューナーを使いながら練習
をしていけば、
音程も合ってきます。
(音程は、チューナーの真ん中ぴったりに
合わせなくても大丈夫で、少し高めくらいが
いいと思います。)
2.高音の出し方
高音(レ~ファ)は、
中音域よりも
多くの息の量と
速いスピードが必要になります。
誕生日ケーキに立てた
ろうそくの火を
消す時のような感じ
に近いと思います。
そして、左ひじを後ろに引くことで
オカリナを左胸に近づけるようにすると、
かすれが減り、
しっかり音が響くようになることが多いです。
また高音では
思った以上に息が必要だったりするので、
始めはチューナーで計りながら吹くと
感覚をつかみやすいです。
まとめ
オカリナ奏者さんが、
よく下を向いて吹いていますが、
高音を響かせるために
楽器を胸に近づけているんですね。
始めは、鏡などで姿勢を見ながら吹くと
自分の状態がわかりやすいです。
また無駄な力を抜くようにすることも大切です。
私は下を向くことに慣れていない頃、
突然首がとても痛くなってしまい、
1週間ほど寝違えたような痛みがありました。
首や変な場所に力を入れてしまっていたようです。
低音域や高音域がきれいに吹けるようになるには、
まず中音域を安定して吹けるようにしておくと、
やりやすいと思います。
音域に関係なく、
タンギングすることを忘れないようにも
しましょう。